NOMOSANの定年準備日記

50代半ばを過ぎて、定年後を意識して始めた市民農園での野菜作りなど、様々な事柄について気のおもむくままに書いています

「50歳からの人生が変わる痛快!学び戦略」を読んで

筆者の前川孝雄さんはリクルートで「ケイコとマナブ」などの編集長を務めた後、独立して人材育成会社を立ち上げた方で、これまでに「50歳からの~」シリーズを2冊出版されています。

本作は特に「学び」にフォーカスした内容になっています。

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筆者の「50歳からの」シリーズ3作目

50歳以降の第二の人生を充実させるためには会社からの自律が必要で、そのためにはまず自分のやりたいことを見つけなければなりません。

ただ、やりたいことと言ってもすぐには思いつかないかもしれませんが、自分が興味を持てることの学びをを重ねることによってそれが見えてくる、というのが「学び」にフォーカスしたポイントです。

 

次に学ぶことを見つける方法ですが、

①自分の経験値・専門性の延長で考える

②あきらめていた夢を思い起こしてみる

③趣味をビジネスにする方法を考える

④日常生活。友人知人との交流で気になったことを掘り起こす

⑤気になっている社会問題について掘り下げて考える

ロールモデルとなる人物を参考にする

などが考えられます。

いずれにせよ、全く新しいことではなく自分の中から出てくるもの、ということではこれまで読んだこの手の本と同じ方向です。

 

学ぶことが決まったら、最初はトライアルで軽い本からスタートし、それが本当に自分が打ち込めることであるなら専門署や講演会・セミナー、大学院などに進み、同時にアウトプットもしていくということです。

そうして第二の人生でやりたい仕事を見つけていくということです。

 

本書はタイトルに「学び」とあるだけに学びのテーマの見つけ方や学び方が詳しく書いてありこの点は役に立つと思いました。

筆者も述べていますが、やはり一番難しいのは何を学ぶか決めることでしょう。

ここは自分を掘り下げて自分の中から探し出すしかないのだと思います。

私も50代になって興味があった産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの勉強をして資格を取ったり週末農業を始めたりしましたが、まだ「これだ」というものに巡り合っていません。

引き続き自分を掘り下げたり、周囲のものに興味を持ったりして探索していくことが必要ということでしょう。