8月以来のノエスタでの観戦です。
緊急事態宣言が解除されて観客数も50%までとなっていたので、かなり観客は増えていました。
ただ、アウエーサポーターはまだ入れていません。
ヴィッセルのスタメンはGK飯倉、DFはヴェルマーレンが欠場で右から酒井、菊池、小林、初瀬、MFは山口が引き続き欠場で右から郷家、サンペール、佐々木でトップ下がイニエスタ、代表戦で大迫がけがをしたFWは武藤とボージャンがツートップを組みます。
バルセロナでメッシの次の天才と言われたボージャンを日本で見ることが出来るのは感慨深いものがあります。
試合はヴィッセルが7割方ボールを保持して攻めますが、この試合前まで8位のアビスパの守備は堅く、中々チャンスが作れません。
ボージャンは少し降りてきて中間ポジションでボールを受けて打開を図り、一度左足の強烈なシュートを放ちますがGKの好セーブで防がれます。
武藤はラインと駆け引きをして何度か裏抜けを狙っていましたが良いボールは出てこず、ボージャンとの連携も今一つでした。
福岡も何度かカウンターで攻めましたが決定的なチャンスはなく、0-0で前半は終わりました。
後半ヴィッセルは左サイドの佐々木、初瀬の連携で攻勢を強めます。
16分に左サイドの攻撃からボールが右に流れ、巧みに突破したサンペールのセンタリングをイニエスタが狙いすましたシュートを打ちますが、わずかに左に外れます。
そのすぐ後にヴィッセルはボージャンと佐々木に替えてドゥグラスとリンコンをツートップで投入、武藤が右MFに下りて郷家が左に回ります。
その後立て続けに2回、武藤が右サイドから中に入ってシュートを打ちますが決まりません。
ブラジル人ツートップとなって前線が活発になったヴィッセルが攻め続けますが、アビスパの守備も堅くてゴールは決まりません。
引き分けがちらついてきた86分、郷家とのワンツーで左サイドをえぐった初瀬のセンタリングをドゥグラスが打点の高いヘディングで叩き込み、ついにヴィッセルがアビスパの堅守をこじ開けます。
その後のアビスパの猛攻をしのいだヴィッセルが1-0で勝ちました。
アビスパも規律の取れた好チームで締まったとても良い試合でした。
ヴィッセルは前半、武藤とボージャンのツートップがあまり機能していませんでした。
どちらも前に張るタイプではないので、大迫やドゥグラスと組んだ方が良いプレーができるのではないでしょうか。
武藤は後半右サイドに回ってからの方がチャンスに絡んでいました。
でも途中から出たドゥグラスとリンコンも動きは良かったし、大迫不在の間も良い組み合わせが出来れば点は取れる感じです。
残り6試合、何とかACLの切符を掴んで欲しいです。