この試合のために特別に設置されたイニエスタラウンジでは記念の品が展示されていました。
注目のスタメンですが、GK前川、DF酒井、トゥーレル、本多、初瀬、MF斎藤、山口、イニエスタ、FWパトリッキ、武藤、汰木、イニエスタが先発で大迫が外れました。
チケットは完売で満員、選手入場時にはスタジアム全体で見事なコレオグラフィーが作られました。
試合はハイプレスをかける札幌が主導権を握ります。
球際でも勝ち、セカンドボールも拾ってサイドから攻撃します。
ヴィッセルは初瀬が劣勢の左サイドから入れられたクロスのこぼれ球を決められて先制されてしまいます。
イニエスタを使って大迫を外したのは、繋いで攻めるためだと思いました。
しかし、ロングボールもかなり使うのもかかわらず、前線で勝てないのでボールが収まりません。
ちぐはぐな攻撃が続きました。
イニエスタもブランクのせいか、いつもの切れがありません。
前半は札幌の一方的な展開で終わりました。
後半からヴィッセルは精彩のなかった汰木に替えて大迫を投入します。
前線でボールが収まるようになり、ヴィッセルが攻勢に出ます。
が、後半8分札幌浅野のシュートがエリア内で本多の手に当たったように見え、その後プレーは続きますがVARが入ります。
スタジアムに映った映像では明らかにPKで、オンフィールドレビューが入ります。
スタジアムの雰囲気も、「やっちゃったか」という感じでしたが何故かPKはなし、イニエスタラトタマッチに忖度したのかと思える誤審でした。
そのすぐ後の後半12分、唐突にイニエスタが佐々木と交代します。
一点を追う展開だったので、もう少しプレーさせても良いと思いましたが・・・
その後はヴィッセルが攻め、札幌がカウンターを仕掛けるという展開が続きます。
どちらに得点が入ってもおかしくない状況でしたが、後半40分にCKからトゥーレルがヘディングで同点弾を叩き込みます。
試合はそのまま1対1で終了しますが、勝ち点2失ったというより勝ち点1を拾ったという内容でした。
その後はイニエスタ退団のセレモニーがありました。
在籍中にJリーグのタイトルは取れませんでしたが、天皇杯獲得やACL参戦などイニエスタがいなければ成し遂げられなかったことは多いと思います。