ラグビーワールドカップで雄一チケットを取ることが出来た南アフリカvsカナダ戦の観戦に行ってきました。
ラグビーのスタジアム観戦は1987年12月、伝説の「雪の早明戦」を国立競技場で観戦して以来です。
この試合は関東大学ラグビー対抗戦グループの最終戦で、関東地方は大雪が降り開催が危ぶまれた中、雪かきした後の雪がグランドの周りに積もった状態で行われました。
早稲田が10-7でリードした終盤で、勝たなければ優勝できない明治は早稲田ゴール前まで何度も押し込みトライを狙います。
早稲田はスクラムではゴールラインに足がかかり何度も反則を犯しながらも守り切って、ノーサイドで全勝優勝を果たしました。
寒さの中で両軍のFW陣が頭から湯気を出しながらも早稲田ゴール前での必死の攻防を繰り広げました。
この年、早稲田は堀越、今泉、清宮、明治は吉田といったその後日本代表になる優秀な一年生が入ってきた年でもありました。
話はそれましたが、南アフリカ vs カナダの試合会場はヴィッセル神戸ホームグラウンドのノエビアスタジアムですが、会社名が出せないので今大会では御崎公園球技場と呼ばれています。
本当は花園ラグビー場で行われる休日の試合に家族で行きたかったのですが、チケットが取れませんでした。
オリンピックのチケット抽選の時も感じましたが、やはり土日は競争率が高いようです。
19時15分キックオフのため少し早めに17時30分三宮駅発の地下鉄に乗りました。
やはり外国人が多かったですが、地下鉄はまだそれ程混雑していませんでした。
ただ、地下鉄の切符売り場では往復での購入を勧めていたので、帰りの地下鉄は大混雑ではないかと思いました。
御崎公園駅からスタジアムに向かう間に南アフリカのサポーターがビールを飲みながら気勢をあげていたのが普段のヴィッセル試合との違いでしょうか。
入り口で荷物検査がありましたが特に混雑もなくスムーズにスタジアムに入ることが出来ました。
前評判通り、ハイネケンビール売りのお姉さんが沢山いて、350mlを700円で売っていました。
開幕戦では食べ物売場が大混雑で、しかも売り切れてしまったと報道されていましたがこの会場では売り場もいくつかあって程混雑もしていませんでした。
しかし、グッズ売り場は思ったより狭かったですが長蛇の列でした。
でも、多くのサポーターはTシャツなどをネットで事前に買っているようで、着ている人が沢山いました。
座席はメインスタンド中央でメディア席の横あたりでしたが、かなり上の方でした。
グラウンドからは少し遠いですが、試合全体が俯瞰でみることが出来てこれはこれでラグビー観戦では良い席です。
スタジアムに来るまでは南アフリカやカナダのサポーターをたくさん見ましたが、席の周辺にはあまりいませんでした。
日本人の観客は家族連れが少なく、カップルと一人で来ている人もかなりいました。
平日の夜という影響もあるかもしれませんが、やはりラグビーはサッカー、野球程の人気ではないので家族みんなで来るには至らないのかもしれません。
試合自体は予想通り実力差が出て66 – 7で南アフリカの完勝でした。
特にFWの力量の差が決定的で、カナダのタックルも甘いので次から次へと突破されていました。
南アフリカが前半17分でボーナスポイントに必要な4トライをあげてしまったので、その後は南アフリカサポーターを除いてスタジアム全体でカナダを応援しているという感じでした。
ラグビーワールドカップはサッカーと比べて実力差が大きく、大差になってしまう試合が多いことが難点です。
ただ、試合は一方的でしたがカナダも頑張って後半に1トライを返したし、南アフリカの10トライあげたのでそれなりに楽しむことが出来ました。
帰りは御崎公園方面は予想通りスタジアム前に広場から詰まっていたので、兵庫駅まで歩くことにしました。
こちらも途中で大通りに沿って歩くように誘導していましたが、いつものように歩道橋を渡る道を通ってきたので比較的早く帰ることが出来ました。
家族で観戦したかったですが、確かに「4年に一度ではなく一生に一度」だと思うので観戦に行って良かったと思います。