ラグビーワールドカップの南アフリカ vs カナダ戦は見に行きましたが、サッカーは久々のノエビアスタジアムにヴィッセル神戸 vs FC東京戦を観戦に行きました。
3バックにして以来好調で天皇杯も準決勝に進出したヴィッセルですが、前節の広島とのアウエー戦は大崎の退場もあり大敗してしまいました。
相手が2位とはいえホームの今節は勝ちたいところですが、出場停止の大崎に加えてイニエスタ、フェルマーレン、西も欠場で苦しい台所事情です。
3バックは大崎、フェルマーレンの代わりにオマリ、渡辺が入り、右サイドは藤谷、前線は田中順也が入ってビジャ、 古橋と攻撃を担います。
前半立ち上がりからイニエスタのいないヴィッセルは中盤でテンポの良い球回しが出来ず、ボールを奪われてはFC東京の攻撃を受けます。
急造の3バックからの球出しも悪く守備も不安定で、ピンチが即失点につながってしまうという出来の悪い時のパターンです。
FC東京はトップのディエゴ・オリベイラにボールがよく収まり、トップ下の高萩も効いていてあっという間に3点を先取します。
ヴィッセルは頼みのビジャがイニエスタ不在のためか気負い過ぎで不発、右サイドに入った藤谷は攻撃に全く絡めずに形が作れません。
このところアンカーとして効いていたサンペールも厳しいマークでボールを繋げず、警告を受けた後に更に危ないプレーもあったため前半終了間際に小川慶治郎と交代してしまいます。
後半は山口蛍がサンペールに代わってアンカーに下がり小川が中盤の前に入りました。機動力のある小川が入ったことで動きが出てきます。
更に後半15分にビジャに変わってポドルスキーが入ります。
ポドルスキーの闘志あふれるプレーや大きなサイドチェンジ、小川や古橋の突破、左サイドの酒井の攻撃参加などでFC東京を押し込んでいきます。
そしてCKからオマリのヘッドで1点を返し、更にCKやポドルスキーの左足ミドルなどで決定的なチャンスを掴みますが、DFとGKの好守により追加点が奪えません。
そのまま試合は終了し、2連敗となってしまいました。
まだ残留は決定していないとはいえ、降格の心配はかなり少なくなったヴィッセルですが今節は勝ちたかったことろです。
加入以来守備の安定やディフェンスラインからの球出しに貢献しているフェルマーレンの欠場も痛かったですが、やはり何といってもイニエスタ欠場の影響は大きかったです。
イニエスタがいると単にボールの収まり所が出来るというだけでなく、絶妙のポジションをとるのでチーム全体のボールも回りが全く違ってきます。
全試合出場は無理なので、イニエスタ欠場時のやり方を考える必要があります。
この試合の後半は大きなサイドチェンジや古橋、小川など縦に速い選手を使ってチャンスを作ったので、そういったやり方もオプションの一つかもしれません。
次は天皇杯、そして11月2日のベガルタ仙台戦も観戦予定なので連勝して欲しいです。