10連休の二日目、ノエスタに家族で観戦に行きました。
GWにしては少し肌寒い感じでしたが、天気は良かったのでスタジアムはかなり人が入っていました。
ただ、イニエスタが来た当初のように満員とはいかず、今期はチケット価格をかなり上げたことや、チームが三連敗していることも影響しているのかもしれません。
ヴィッセルはイニエスタとビジャが復帰しましたがポドルスキが欠場、ビジャがワントップで二列目が右から小川、イニエスタ、古橋、山口とサンペールのダブルボランチに前節と同じ4バックで臨みます。
フロンターレは中村健剛と家永の主力二人が欠場です。
前半立ち上がりはヴィッセルがボールを保持してテンポよくゲームを進めますが、15分にフロンターレが右からのFKを直接決めて先制します。
ヴィッセルはFKの位置が右で直接狙う事はないと思ったためか壁を作らず、GKもクロスを想定していたような反応であっさり決められてしまします。
今のチーム状況を考えると、前節同様に守備のミスで早い時間帯に失点してしまうと非常に厳しくなります。
その後はフロンターレの中盤から前の豊富な運動量と厳しいチェックにボールが繋げなくなります。
特にイニエスタとビジャは厳しくマークされて攻撃が作れません。
37分には中盤で山口がボールを奪われてショートカウンターを受け、いつものようにサイドを破られて小林に2点目を決められてしまいます。
後半の立ち上がりもヴィッセルは攻撃の形を作れませんでしたが、あまり存在感の無かった小川に代えて郷家、サンペールに代えて三田を投入し、3トップにイニエスタ、三田のインサイドハーフ、山口のワンボランチにシステムを変えて攻勢に出ます。
機動力のある三田が中盤で動くようになってから、イニエスタもボールを持てるようになってチャンスを作っていきます。
37分にイニエスタの右からの左足のクロスのこぼれ球を古橋が決めて1点返します。
その後も攻め続けましたが同点ゴールは生まれず、4連敗となってしまいました。
同じくポゼッションサッカーを標榜するフロンターレに対してヴィッセルは試合全体で61%の保持率を記録しましたが、持たされているという感じの内容です。
特に前半はイニエスタとビジャがマークされて攻め手がない状況でした。
後半三田を入れて前線に動きが出たのでやはりこの形の方がイニエスタやビジャも生きてきます。
そういう意味では吉田監督の後半の打ち手もよかったと思います。
次節はアウエーの札幌戦です。その次のアントラーズ戦は再びノエスタで観戦予定なので何とか札幌で連敗を止めてホームに帰ってきて欲しいものです。