NOMOSANの定年準備日記

50代半ばを過ぎて、定年後を意識して始めた市民農園での野菜作りなど、様々な事柄について気のおもむくままに書いています

ガンバ大阪 vs ヴィッセル神戸(2019年3月30日)

雨のパナソニックスタジアムでのガンバ大阪戦、関西ダービーです。

ヴィッセルは前節から三田に代わってサンペールがボランチに入り、右山口蛍、左イニエスタで4-3-3のような形です。

 

ゲームは立ち上がりからヴィッセルの守備が全くはまらずガンバの攻撃を受けます。

CKから2度得点になりそうなチャンスを作った後、右からのパスをアデミウソンが見事なハーフボレーで決めてガンバが10分に先制します。

24分にはイニエスタへのパスをカットしてダイレクトで出されたパスを受けたファン・ウィジョが決めて早くもガンバが2-0とリードします。

ヴィッセルは中盤でボールをカットされてカウンターを受けるという悪い時のパターンで、ボールロストの後の守備が全くはまらず次々に攻撃を受けます。

サンペールはつなぎに入ってボールを受けてパスをさばいていましたが、守備では全く機能しません。

機動力のある三田を外した事も守備のもろさの一因になっていたと思います。

ヴィッセルは前半であと1-2点とられてもおかしくない内容でしたが、終了間際に幸運な形で一点返します。

ポドルスキがフィジカルの強さを活かしてFKを得ます。イニエスタが入れたボールはクリアされますが、右サイドにいたポドルスキが左足で見事なダイレクトボレーで決めます。

結果的には試合の結果を左右した大きな1点でした。

 

後半は1点返して勢いに乗るヴィッセルが攻めに出ます。

9分に左サイドでイニエスタのパスを受けたポドルスキがここでも強靭なフィジカルで突破してセンタリング、中央でマークをはずしたビジャが頭で決めて同点に追いつきます。

しかし、この時にビジャはどこか痛めたようで三田と交代し、前線は古橋が中央、右が三田、左がポドルスキとなります。

その後はガンバ7の運動量が落ちたこともあってヴィッセルが攻める形となります。

しかし、27分にエリア外からのファン・ウィジョのシュートを前川がセーブしますが、こぼれ球を遠藤が拾って中の倉田に合わせてガンバが勝ち越します。

ヴィッセルはサンペールと交代で田中順也をトップに入れて古橋を右に出し、三田を中盤に下げます。この交代が的中します。

35分自陣左サイドからポドルスキが右サイドを走る古橋に見事なロングパス、古橋が中の田中順也の左足に合わせて再び追いつきます。

終了間際には敵陣右でボールを奪った古橋が中央の田中順也にパス、右足のダイレクトシュートをサイドネットに沈めて逆転に成功します。

その後も両チーム攻めてチャンスを作りますがスコアは動かず、4-3でヴィッセルが勝利しました。

 

両チームともに守備に問題があったという見方も出来ますが、お互いの特徴を出して攻め合った非常に面白いゲームでした。

ヴィッセルは相変わらずカウンターに対する守備に不安はありますが、VIPだけでなく古橋、三田なども絡んだ攻撃は見ごたえがありました。

ただ、中盤にサンペールを入れるよりも、機動力がありボールを奪われたときの守備での貢献もある三田を入れたほうがチームのバランスは良くなると思いました。

この勝利で順位も4位に上がったので、このまま今のサッカーを更に熟成させて上を目指して欲しいと思います。