国立競技場で開催のヴィッセルホームゲームのアントラーズ戦、横浜の実家の用事も兼ねて帰省して観戦してきました。
東京駅から中央線と総武線で千駄ヶ谷まで行きましたが、ヴィッセルのユニフォームよりアントラーズのユニフォームが多い印象です。
新国立競技場はもちろん初めてですが、そもそも国立競技場でのサッカー観戦が久ビリです。
1980年代に日本代表戦を何回か見に行きましたが、それ以来です。
1985年のメキシコワールドカップ予選の日韓戦、木村和司の伝説のフリーキックを現地で見たのを思い出しました。
日本のワールドカップ出場がまだ夢だった時代です。
座席はファンクラブで早めにとったので、8列目で非常に見やすい席でした。
しかし、そもそもスタジアムが巨大なこと、アンツーカーあること、スタンドの傾斜が最近のサッカー専用スタジアムほどきつきないことなどから、上の方の席は見にくいかもしれません。
スタジアムは満員ではありませんでしたが、それでも多くのヴィッセルサポーターが駆け付けていました。
しかし、サポーター席は地の利のあるアントラーズサポーターの方が多かった印象です。
ヴィッセルのスターティングメンバーはGKは代表戦の練習で負傷して出場が危ぶまれていた前川、初瀬が累積警告で出場停止のDFは右から酒井、山川、トゥーレル、本多、MFは扇原、山口のボランチにトップ下が井出、FWは右から佐々木、大迫、武藤です。
試合はアントラーズがあまりプレスをかけてこなかったので、ヴィッセルが主導権を握り、ボールを奪われても前線からのプレスが素晴らしく、アントラーズに攻撃の形を作らせません。
迎えた16分、井出が左サイドでDFをかわしてセンタリング、逆サイドから入った佐々木がヘディングで合わせて先制します。
終了間際には左サイドからの武藤のセンタリングを、この日MVP級の働きを見せた井出が頭で合わせて追加点を奪います。
前半はアントラーズにチャンスらしいチャンスを作らせず、2-0で折り返します。
後半開始からアントラーズは3枚替えで前に出てきます。
ヴィッセルは山川、トゥーレルのセンターバックコンビが冷静に対応し、決定機を作らせず、カウンターでダメ押しを狙います。
交代出場のパトリッキ、武藤が決めきれませんが、終了間際のCKからパトリッキのヘディングがクロスバーにあたったこぼれ球を佐々木が左足ボレーで叩き込みます。
追加タイムに1点取られますが、そのまま3-1で勝利を収めました。
新国立に神戸から駆け付けた多くのサポーターの前で見事な勝利で、一歩優勝に近づきました。
帰りの東京駅の新幹線ホームではヴィッセルユニフォームを着たサポーターを沢山見かけましたが、みんな満足して帰れたと思います。
前の試合のマリノス戦に続いて、非常に安定した戦いぶりでの勝利でした。
大きな怪我人が出なければ、後3試合このままいってくれそうな気がします。
ホーム最終戦のチケットは取っているので、是非初優勝して欲しいと思います。