NOMOSANの定年準備日記

50代半ばを過ぎて、定年後を意識して始めた市民農園での野菜作りなど、様々な事柄について気のおもむくままに書いています

今週の農園日記(2023年1月28日)

2週間ぶりに農園に行って農作業をしました。

今週はこの冬最大の寒波が来てかなり寒い日がありましたが、週末は寒さも少し緩みました。

この時期は、雑草取りや水やりの必要があまりないので、2週間に一度くらいの訪問になります。

 

この日はまずハクサイとダイコンを収穫しました。

ハクサイは上の部分をひもで結んで寒さに堪えられるようにしています、

この時期のハクサイの状態

これで2月末くらいまでは畑においておくことができます。

 

後は空いている畝に堆肥を入れて耕しました。

春の種蒔き、植え付けに向けて準備を始めたという感じです。

大宰府・佐賀旅行(2024年1月19日~20日)

今年は長女が大学受験のため、合格祈願に大宰府天満宮にお詣りに行くことにしました。

せっかく九州に行くので一泊して初めて佐賀県も訪ねることにしました。

どこに行くか迷いましたが、歴史好きでもあるので吉野ケ里遺跡と旧鍋島藩ゆかりの施設がある佐賀市に行くことに決めました。

 

一日目は博多まで新幹線で行った後、バスで大宰府に行きました。

バスは合格祈願の受験生やインバウンドの観光客もいて、ほぼ満員でした。

40分程で太宰被天満宮に到着です。

既に梅の花が咲き始めています

修学旅行の学生が沢山いましたが、共通テストのすぐ後のためか、受験生本人と思われる学生もかなり訪れていました。

金曜日でしたが混んでいました

私も長女の合格祈願をしました。

 

その後電車を乗り継いで吉野ヶ里公園駅まで行き、吉野ケ里遺跡を散策しました。

ここは広大な敷地に弥生時代の竪穴式住居や物見櫓などが多数復元されています。

竪穴式住居

エリアが「まつりごとの場所」「生活の場所」「支配者の場所」などに分かれており、各々に住居などが復元してあるため、全部丁寧に見て回るためには3時間くらいはかかりそうです。

私は15時についたので、閉演まで2時間弱で回りました。

一番奥にはこの施設で最も見ごたえのある、北墳丘墓があります。

ここは歴代王の墓があった場所で、墓の断面や棺替わりの甕は発掘されたまま展示されているということです。

北墳丘墓の中

非常に貴重な展示だと思いました。

訪れている人はそれ程多くありませんでしたが、ここまでもインバウンド観光客がかなりいたことに驚きました。

 

この日は佐賀のホテルに宿泊し、翌日は佐賀市内を回りました。

幕末最も先進的だったと言われる鍋島藩があり、また大隈重信など維新直後に活躍した人を輩出した場所なので、楽しみにしていました。

 

まずは大隈重信記念館に行きました。

ここは大隈重信の功績を展示した記念館が生家に隣接して設けられています。

大隈重信の生家

大隈重信の生家当時の武士階級の家が残っている貴重なものだということです。

早稲田大学の設立者ということで、ここも受験生が沢山訪れるようです。

 

次に訪れたのは佐賀城本丸歴史館です。

ここは佐賀城本丸御殿を復元して鍋島藩の業績などを展示しています。

天守などは残っていませんが、鯱の門は1838年の姿をとどめています。

鯱の門

本丸御殿も45mの畳敷き廊下や320畳の大広間が復元されています。

320畳の大広間

また館内の展示も日本で初めて鉄製の大砲を製造し、戊辰戦争で政府軍勝利に貢献した鍋島藩の進歩的な取り組みが紹介されていて興味深いものでした。

インバウンドも含めて観光客も一定数訪れていましたが、驚いたのはこの施設が入場料が無料だということです。

私は少し寄付してきましたが、入場料をとる価値のある施設だと思いました。

 

最後は佐賀市歴史民族館です。

ここは佐賀の歴史的な建造物7つが保存、公開されているエリアです。

旧古賀銀行

旧古賀家(古賀銀行の頭取)

ここも入場料は無料でしたが、見ごたえのある建物でした。

 

今回の佐賀市界隈訪問は、佐賀の歴史に触れることができて非常に満足が出来るものでした。

吉野ケ里遺跡も素晴らしかったですし、佐賀市街の歴史的建造物は明治維新の頃に最先端を行っていた佐賀の歴史を感じさせるものでした。

ただ驚いたのは入場料の安さでした。

既に触れた入場料無料の施設以外でも、吉野ケ里遺跡は460円、大隈重信記念館は330円(JAF割引220円で入りました)です。

確かに佐賀は観光におけるキーコンテンツがないのでまずは訪れてもらうことが重要なのかもしれません。

しかし、インバウンドの観光客も来ているようなので、マネタイズの方策を考えた方がよいのではと思いました。

西宮神社に初詣に行ってきました(2023年1月13日)

例年通り、西宮神社に初詣に行ってきました。

十日戎の時は激混みなので、毎年その後の週末に行っています。

 

福男選びの時に開く門

私たちが昼過ぎに着いたときには、ちょうど初詣ツアーのバスが2台到着しました。

しかし、神社の中はそれ程混雑していませんでした。

本殿

いつものように福笹を買って帰りました。

今年も良い年でありますように。

映画「Perfect Days」を観ました(2024年1月3日)

この正月は子供が受験のため帰省しなかったので特にすることもなく、1月3日から映画を観に行くことにしました。

役所広司さんがカンヌ映画祭で賞をとった、ヴィム・ヴェンダース監督の「Perfect Days」です。

 

ヴェンダース作品らしく、映画は公衆トイレ清掃人平山の日常生活を描いて淡々と進みます。

最初の1時間くらいは、ほとんど日常生活の描写のみで特に事件は起りません。

最後に事件というより出来事という感じの事がいくつか起こりますが、それでも平山の生活に目に見える変化は起きません。

最後は「えっ、ここで終わり」という感じでエンディングとなります。

 

率直な感想としてはなぜ平山が今のような暮らしをするようになったのか、について多少の説明があっても良いのではないかと思いました。

それでも、決して一般的な意味で恵まれた人生とは言えないけれども、日常をルーティーンのように淡々と生き、周囲の人間とも良い距離で関わり、良い影響を与えながら生きていく平山の人生はとても魅力的に見えました。

それは私が年を取ったからかもしれないし、或いは時代の空気がそうさせているのかもしれません。

前評判通りの良い映画でした。

 

今週の農園日記(2023年12月27日)

今年最後の農園に行ってきました。

一時の寒さがだいぶ緩んで、農作業をしていてもつらくない気温でした。

 

秋に種を蒔いたホウレンソウとカブはこの日が最後の収穫です。

後はハクサイとダイコンを収穫しました。

立派なハクサイ

今年の秋は気温が高く、カブなどうまく発芽して育たなかった作物もありますが、ポットで苗を育てたハクサイは良く育ちました。

しばらくはハクサイとダイコンを収穫が主な仕事になります。

 

また、今年は一昨年に続いてスナップエンドウも撒きました。

発芽したスナップエンドウ

このくらいの大きさで冬を越して、春になったら大きくなり、5月くらいから収穫です。

映画「ナポレオン」を見てきました(2023年12月23日)

こちらももう上映は終わりに近づいている「ナポレオン」を見てきました。

我々世代には「ブレードランナー」「ブラックレイン」「グラデュエイター」で懐かしいリドリー・スコット監督の作品です。

 

既に話題になっていますが、やはり戦闘シーンの映像の迫力は素晴らしく、流石リドリー・スコット監督と思いました。

アウステルリッツの戦いワーテルローの戦いの場面は引き込まれてしまいました。

こういった映像はやはり映画館で観る価値があります。

映像が素晴らしいゆえに、どうしても戦争の悲惨さ、愚かさを考えてしまいます。

ウクライナパレスチナで現在進行形で戦争が行われているからこそ、そのように感じたのかもしれません。

 

また、戴冠式の場面は、まさにルーブル美術館に展示してあるダヴィッドの「ナポレオン一世の戴冠と皇妃ジョセフィーヌの戴冠」の絵画からそのまま抜き出したようでした。

豪華絢爛に描かれていました。。

 

一方、人物の描き方は今一つという印象でした。

ナポレオンのカリスマ性はあまり感じられず、また天才的な軍事戦略家という面は十分に描かれている感じはしませんでした。

ジョセフィーヌについても、なぜナポレオンがそこまで彼女の虜になったのか、という点であまり魅力的に描かれている感じはしませんでした。

 

しかし、全体的には戦争場面を中心に映像は過去のリドリー・スコット映画同様素晴らしく、映画館に観に行って良かったと思いました。

 

映画「ゴジラ-1」を見てきました

もうすぐ公開も終了というタイミングでようやくゴジラ-1を見に行くことが出来ました。

公開してからかなり経つので小さめのシアターで上映でしたが、ほぼ満席でした。

シニア、若いカップル。ファミリーと幅広い年齢層の人が見に来ていました。

 

私がゴジラ映画を初めて見たのは小学生の時だったと思います。

しかし、この時は「ゴジラキングギドラ」など、ゴジラが人間を守るために宇宙怪獣と戦うというタイプのものでした。

小学生なので怪獣が戦うのを楽しみに親に連れて行ってもらっていました。

 

私が不朽の名作と言われる1954年公開の「ゴジラ」を見たのは大人になってからです。

白黒で画像は荒いし、もちろん特撮は今とは比べられないですが、それでも特撮映画の金字塔と言われるだけあって、終戦後10年経たずに作られたことを考えるとクオリティは驚くほど高く、また反戦反核がテーマとなっており、非常に感動したのを覚えています。

 

今回の「ゴジラマイナスワン」は1954年の「ゴジラ」の前の話になります。

色々なところで言われている通り特撮は本当に素晴らしいのですが、私はストーリー展開に感銘を受けました。

ここでも反戦が大きなテーマになっており、1954年版へのオマージュが感じられました。

アメリカでもヒットしているというのもも頷ける出来でした。