今日は国際会館で行われた兵庫県の就農セミナーに行ってきました。
当面農業を始めるつもりはありませんが、定年後に農業関連の仕事も一つのオプションだと思っているので情報収集のために行きました。
会場では兵庫県で就農希望の人材を受け入れたい自治体や農業法人がブースを作っていて相談を受けたり、会議室ではいくつかセミナーをしていました。
まずは会議室ではやっていた就農ガイダンスのセミナーを聞きました。
兵庫県では毎年300人前後が就農していて、独立営農と雇用営農が半々くらい、年齢はやはり20代と30代が多いようです。
ここではそういったデータ紹介など一般的な話が殆どであまり役立つ情報はありませんでした。
その後丹波篠山で就農した28歳の男性の経験談があったのですが、こちらは非常にためになる内容でした。
この方は山で暮らしたかったのでまず丹波篠山に移住し、その後農業をしようと思い農業大学に通って準備をして農業を始めたそうです。
資金がなかったのでクラウドファンディングのような形で、年4回野菜を届ける事を条件に1万円の出資を募り、60人から出資してもらって資金を集めて農業を始めたそうです。
その前に就農セミナーでは初期投資の平均は600万円以上と言っていたので、60万円でなぜ始められたのかと質問した女性がいました。
お金がかかるのは大抵機械を買うからで、最初は小さく始めるべきという答えでした。
この辺りは農業に限らず企業する場合の鉄則だと思いました、
販路はまず飲食店に絞っていわばブランド化を図るなど、ビジネスとしてのアプローチも考えていてとても面白いと思いました。
今回は特にブースでの相談などはして来ませんでしたが、就農の全体像が何となくつかめ、非常に良い経験となりました。