NOMOSANの定年準備日記

50代半ばを過ぎて、定年後を意識して始めた市民農園での野菜作りなど、様々な事柄について気のおもむくままに書いています

「ピカソとその時代」ベルリン国立ベルクグリューン美術館展に行ってきました(2022年12月8日)

久しぶりに東京出張が入ったので前日に有休を取り、国立西洋美術館に行ってきました。

この美術展の展示作品は元々はドイツ人画商ハインツ・ベルクグリューンのコレクションで、ピカソ、クレー、マティスの作品が中心でした。

 

特にピカソについては初期の青の時代から晩年まで幅広い年代の作品の展示があり、非常に見ごたえのあるものでした。

ジャウメ・サバルティスの肖像(青青の時代)

カメラマンでピカソの愛人だったドラ・マールの絵も何点か展示されていました。

緑色のマニュキアwつけたドラ・マール

この絵はドラ・マールが気に入って、ピカソと別れた後も持っていたそうです。

黄色のセーター

こちらも同じくモデルはドラ・マールですが、第二次世界大戦開戦後の作品で、手のおどろおどろしい造形に戦争の影が描かれているようです。

 

パウル・クレーはスイスの画家で20年ほど前に仕事の関係でスイスに住んでいた時に、ベルリンやチューリッヒの美術館で作品を見ましたが、表現が何回で今一つ良く解りません。

口数の少ない倹約家(パウル・クレー

パウル・クレー自体が口数が少なく、これは自画像だそうです。

 

アンリ・マティスの作品も15点程展示がありました。

ニースのアトリエ(アンリ・マティス

最近こういった美術展は時間予約制で、しかも平日だったためかそれほど混雑せずにゆっくり鑑賞することができました。

また、これだけピカソの絵を一度に見られることもあまりないと思うので、非常にお薦めの美術展でした。