NOMOSANの定年準備日記

50代半ばを過ぎて、定年後を意識して始めた市民農園での野菜作りなど、様々な事柄について気のおもむくままに書いています

「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」に行ってきました(2021年5月23日)

今日は神戸市立博物館に「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」を見に行ってきました。

緊急事態宣言で一時中止されていましたが、再開したということで久しぶりに休日の三宮に出かけました。

空いているうちにと思い、9時半開館とほぼ同時に到着しましたが列は30人程度しかできていませんでした。

鑑賞は1時間半くらいでしたが、その間はそれ程混雑しませんでした。

 

1964年の鑑真和上生誕1200年を記念して、国宝「鑑真和上坐像」を安置するために御影堂を建立する際に、この障壁画の作成が東山魁夷に依頼されたということです。

 

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東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁展

障壁画は「山雲」と「濤声」という日本の海と山の美しさを描いた部分と、鑑真和上の母国である中国の揚州、黄山、桂林の幽玄な景色を描いた部分に分かれます。

日本の分は青色を中心とした彩色画で、中国の分はモノクロの水墨画です。

 

日本と中国の各地を回ってスケッチを行い制作に10年の歳月をかけたということで、非常に壮大であり、且つ心に染み入ってくるような障壁画です。

 

6月9日まで会期延長されたということで、とてもお薦めの展覧会でした。