昨年10月にNHK BSで放映された山口百恵の引退コンサートが地上波で再放送されました。
10月の時は放送後にその事実を知り残念な思いをしましたが、今回は見ることが出来ました。
山口百恵が引退した1980年、私は高校生でした。
熱烈なファンだったという訳ではありませんでしたが、シングル曲は殆ど知っていますし、ドラマ「赤いシリーズ」はよく見ていました。
コンサートは日本武道館で行われました。
映像を見ていて、当時はみな客席におとなしく座ってコンサートを見ているのが印象的でした。
アイドルのコンサートなどで総立ちになるのはいつ頃からなのでしょうか。
コンサートは特別な演出もなく、何回かMCが入ったのと「ロックンロールウィドウ」などのアップテンポなナンバーの時には少しダンスもありましたが、約2時間半にわたり基本的には山口百恵の歌のみで進行していきます。
現在のアイドルは殆どグループで、歌ありダンスありのステージから考えると異質に見えます。
しかしながら抜群の歌唱力、表現力、存在感で約2時間半のステージをこなしていく姿はとても当時21歳とは思えません。
最後の曲「さよならの向こう側」でマイクをおいてステージから去る伝説のシーンまで本当に魅了されました。
再放送で見ることができて本当にラッキーでした。
山口百恵が昭和を代表する歌手であったことを改めて認識させられました。