ワールドカップのために例年より一か月程早く終わる今年のJリーグ、最終戦観戦にノエビアスタジアムに行ってきました。
カードは昨年最終戦と同じマリノス戦でしたが、奇しくも優勝決定戦となりました。
多くのマリノスサポーターが駆け付けてスタジアムは満員、通常のアウェイサポーター席以外も開放していました、
スタメンは前川、飯倉が前節同様出場できないGKは若い坪井、DFは酒井、菊池、小林、初瀬、MFは大崎、山口がツーボランチで右が武藤、左に汰木、トップ下が小林、ワントップが大迫です、
GKと山川の代わりにサイドバックに入った初瀬以外は最近の鉄板メンバーです。
今年は厳しいシーズンを送ったヴィッセルは残留は決めていますが、意地を見せたいところです。
序盤はヴィッセルの中盤のインテンシティが高くマリノスを押し込みます。
しかし、徐々に活動量と流動性に勝るマリノスのパスワークにペースを握られていきます。
迎えた25分、GK坪井の中途半端なプレーもあり、ヘディングでゴールを割られてしまいます。
前半はマリノスペースで終了します。
後半の立ち上がり、ヴィッセルは強度をあげて少し押し返しますが、8分に左からの水沼のフリーキックを坪井がキャッチできずに押し込まれ、追加点を与えてしまします。
うまくボールが繋げないヴィッセルは長いボールを大迫に当てて攻撃を組み立てようと試みます。
大迫はヘディングの落としではかなり勝っていましたが、セカンドボールが拾えず攻撃につながりません。
18分にイニエスタを投入して反撃を試みますが、逆に同じく交代出場仲川に追加点を決められ、マリノスが3-1で勝利、フロンターレの結果に関わらず優勝を決めました。
GK坪井の経験不足もありましたが、マリノスはやはり強く、完敗でした。
私はもちろんヴィッセルを応援に行きましたが、横浜市出身で木村和司、水沼時代の日産自動車を応援していたので、フロンターレよりマリノスが優勝して良かったです。
あの水沼貴史の息子がもう30歳とは感慨深いものがあります。
マリノスの優勝セレモニーの後に、昨年同様ヴィッセルのファイナルセレモニーがあり、三木谷会長、吉田監督、キャプテンイニエスタなどの挨拶があり、その後選手がスタジアムを一周しました。
今日の試合で最も感じたことはマリノスとの差は非常に大きく、実績にある選手を連れてくるという強化だけでは中々差は埋まらないということです。
今年は汰木や途中加入の飯野などこれからまだ伸びそうな選手の活躍はありましたが、こういう生きの良い選手をもっと増やしていく必要があります。
また、郷家、佐々木、小田などの生え抜きの若手がもっと成長する必要があります。
更に最も大事なことはチームコンセプトを確立させることのできる監督に、ある程度の期間任せることだと思います。
おそらく来年はイニエスタのラストイヤーだと思うので、期待したいと思います。