Jリーグの開幕を告げるゼロックススーパーカップ、Jリーグ王者のマリノスと天皇杯を初制覇したヴィッセルの戦いです。
埼玉スタジアムでの試合なのでテレビ観戦です。
ヴィッセルは清水エスパルスから加入したドゥグラス以外は去年からのメンバーです。
守備ラインと両ワイドは昨シーズン終盤のレギュラーメンバー、GKは飯倉で右から西、ダンクレー、大崎、ベルマーレン、酒井高徳と並びます。
ワンボランチがサンペールでその前に右から山口蛍、イニエスタ、古橋と並んでワントップにドゥグラスが入りました。
試合は立ち上がりから両チームとも攻撃的で見ごたえのある展開です。
イニエスタの見事なパスからドゥグラスが左足で決めて先制しますが、エスパルスもすぐに追いつきます。
両チーム共にチャンスを作りますが、バックスラインでの連携ミスをつき古橋が決めてヴィッセルリードで前半を終了します。
前半はほぼ互角の内容でした。
後半立ち上がりからマリノスはあまりかみ合っていなかった新加入のオナイウに代えて遠藤を投入、パスがよく回るようになり攻勢に出ます。
9分に追いつかれたヴィッセルは右サイドの崩しから山口蛍が右足で決めてみたびリードを奪いますが、すぐに追いつかれます。
それ以外にも決定的なチャンスを何度も作られますが、飯倉のスーパーセーブや大崎のゴールカバーなどで何とか防ぎ試合はPK戦に持ち込まれます。
PK戦では両チーム二人ずつ決めた後に9人連続ではずすという前代未聞の展開となりますが、最後に山口蛍が決めてヴィッセルはゼロックススーパーカップ初優勝となりました。
90分の試合中に何度もビッグセーブでチームを救い、PK戦でも2本とめた飯倉がMVPでしょう。
攻撃は素晴らしいが守備に課題のある両チームの対戦はチャンスが多く非常に面白い試合でした。
サイド攻撃も中央突破もいけるマリノスの攻撃は昨年同様素晴らしかったですが、昨シーズンMVPの仲川が何度もあったチャンスを一度も決められなかったのが響きました。
また、新加入のオナイウもまだかみ合っていないようでした。
ヴィッセルは守備の不安はまだありますが昨年よりは改善されており、チームとしての連携も深まっており昨年より期待できそうです。
イニエスタ、古橋、山口蛍、酒井高徳、ベルマーレンなど主力メンバーのコンディションも良さそうでした。
あとは1点は取りましたが新加入のドゥグラスがチームにもっとフィットするか、ACLもあるのでとメンバーをどのようにやりくりしていくかが課題だと思います。