ヴィッセル神戸が2020年1月1日天皇杯決勝戦で鹿島アントラーズに2-0で勝ち、念願の初タイトルを手にしました。
正月は横浜の実家に帰るので観戦に行きたかったのですが、新国立競技場のこけら落としとも重なり大人気だったためチケットは取れませんでした。
JFAチケットでの抽選、先着順の一般発売、楽天チケットで自由席の追加発売と三度チャレンジしたのですが、駄目でした。
ヴィッセルのメンバーですが準決勝を欠場したビジャはベンチスタート、そして外国人枠の関係でセルジ・サンペールがベンチ外でした。
最前線に藤本を置き、古橋、ポドルスキのツーシャドー、イニエスタと山口蛍がボランチでその他はシーズン終盤と同じメンバーです。
最近の試合で攻守の繋ぎの要だったサンペールのベンチ外、藤本とポドルスキのスタメンは意外でしたが結果的にはこれが吉と出ます。
試合は前半からヴィッセルが主導権を握ります。
ヴィッセルの3バックに対してアントラーズは4バックというかみ合わせの違いからか、アントラーズの中盤のプレスがかからずヴィッセルが思い通りにパスを繋ぎます。
前半18分、酒井高徳が左サイドを強引に突破し、こぼれ球を拾ったポドルスキが左足でセンタリング、GKが弾いたボールが中で藤本と競っていたDFに当たってヴィッセルが先制します。
続いて38分、中央でパスを繋いだ後に右サイドに開いた西に展開、狙いすましたグラウンダーのクロスをDFがクリアミス、それが藤本に当たってゴールに吸い込まれてリードを広げます。
2点ともラッキーともいえるゴールでしたが、共にサイドを完全に崩して中央では藤本が良いポジションを取っていたことが功を奏したゴールでした。
後半は途中から3バックにしてプレスがかかり出したアントラーズが攻勢に出ます。
何度もピンチを迎えましたが、この日のヴィッセルの守備の集中力は素晴らしく、ゴール前で体を張ってアントラーズに得点を許しません。
ヴィッセルもカウンターからチャンスを作りますが、とどめを刺せません。
結局、この日が引退試合のビジャは残り3分のみの出場となってしまいましたが、2-0のまま終了、ヴィッセルが初タイトル獲得となりました。
今季は前半戦で7連敗するなどどうなる事かと思いましたが、フィンク監督就任から持ち直し、夏のフェルマーレン、酒井高徳、飯倉の獲得も功を奏してシーズン終盤は好調を維持してそのままタイトルにつながりました。
来シーズンはフィンク監督が留任するようなので非常に楽しみです。
ビジャがいなくなるし、ACLにも参戦するので補強もあるでしょう。
来シーズンも期待したいと思います。