たまたまですが、公開開始から1年だったようです。
公開当初は予約が中々取れないと言われていましたが、もう一年が経ち平日だったせいか、2週間前くらいにあっさり取る事が出来ました。
予約は30分毎の時間指定です。
大阪万博は1970年開催なので私は小学生でした。
当時は横浜に住んでいたのでクラスの友達で万博に行ったのは一人か二人くらいだったと記憶しています。
今ほど家族旅行など行く時代ではなかったと思います。
私も太陽の塔を見るには今回初めてでしたが、実物は思っていたよりかなり大きかったです。
塔の前面で写真を撮ってから裏に回って内部に入りました。
まずは岡本太郎のデッサンが何枚か展示されていて、段々と太陽の塔の造形が出来上がっていく様子が解ります。
最初の部屋には万博終了後に行方不明になっていた地底の太陽が復元されて展示されています。
ここで16人ずつに分けられて塔の内部のメインの展示物である生命の樹を見学します。
生命の樹は全長41メートルの巨大なオブジェで生命の発達の歴史が表現されています。
一番下に単細胞生物、その後三葉虫、恐竜、ゴリラ、人間など上に向かって進化した生命が樹の上に展示されています。
ただ、進化の過程を表現しているのではなく根源から未来に向かって噴出している生命のエネルギーを表現しているそうです。
その迫力、ほとばしるエネルギー、幻想的な雰囲気に圧倒されます。
生命の樹の周りに設置されてある階段を螺旋状にあがっていきながら見学しました。
展示物は今回修復したり復元したりしたとのことですが、ゴリラのみ約50年という年月が感じられるように当時のまま展示されていました。かなり剥げていたり、顔は壊れていたりで時の流れを感じました。
16人ずつ順に見学していくためあまりゆっくり見ることは出来ませんでしたが、約50年前の作品ながら全く古さは感じず見に来て本当に良かったと思いました。
機会があればもう一度くらい見に来たいです。